2013年2月28日木曜日

(再掲)3月9日高野孟塾長講演会!

明日から3月。
3月は塾長も、大山村塾もイベントが毎週あります!
まずは、3月9日。
御宿町にて「これからの日本を考えるタウン・ミーティング」が開かれます。
高野塾長も講演しますので、ぜひご参加ください!

2013年2月10日日曜日

キーワードはインパクト!!!

大山村塾第6回講演会、終了しました。
60名を超える参加があり、旧幼稚園の体育室は満席。
岡山県美作市で主な活動を行う英田上山棚田団の西口和雄さん(@かっち)を
講師にお招きしたら、
なんと、岡山県から車で来る方たち、東京から合流する方達で、
総勢6人で登場!
そのうちの一人は昔鴨川自然王国会員だった方で、
思わぬ邂逅にうれしさを覚えつつ、一体この人たちはどんな人たちなんだ?と
不思議な気持ちと興味津々な気持ちで講演を待ちました。

まず始めに、塾長のご挨拶。
今回の講演は、塾長がある会合で後述する原田さんと出会ったことがきっかけで、
「面白い!ぜひ講演に来てください」とお願いしたことがきっかけ。

塾長が手に持っている本、「愛だ!上山棚田団ー限界集落なんて言わせない!」
を企画した方が、原田さん(@ボブ)。
あ、申し遅れましたが、英田上山棚田団の面々はお互いをニックネームで呼ぶのです。
これも面白い。
ボブは、棚田団の活動に興味を持って、
「これ面白い活動やから本にしたら?」と投げかけると、
「ほなボブやってよ」と言われてしまい、
それで本にするプロジェクトに取りかかったとのこと。
それが、冒頭の一冊に仕上がり、私たちの手元に届けられたのです。
ある一言が行動を生み、形につながっている実例です。

そして、西口さん(@かっち)。
本日のメイン講師です。
上山集落に入り、活動を進めて行く中で、
「あれこれ考える前に、もう野焼きしてしまおう!」
とすごい面積を野焼きしたそうです。
その瞬間、あれこれいっていた村の人たちも、
大阪から来た彼らに対して、
「お前たちは本気なんだな」
と認めてもらえたと。
村のお年寄りが、「棚田が復活した」と涙を流して喜んでくれたこと。
かっちは、今もそのときのことを思い出すと涙ぐんでしまうそうです。
実際、昨日の講演でも涙ぐんでおられました。
野焼きのインパクトはでかかった、と行っておられました。

彼らの活動は、多岐にわたっており、短い文章で表現し尽くすことは
なかなか難しいのですが、
一言で言うと、「楽しい事は正しい事!」を合い言葉に、
やりたい、といったことを実現してしまう、そんなエネルギーに
満ちあふれている集団だと言う事です。

ただし、やみくもにやっているわけではありません。
かっちは消防団にも所属しており、
野焼きをする上においても、「おれが責任を取るからやれ」
と若者たちに声をかけ、絶対延焼しないように、
「死ぬ気で」注意して野焼きをするというのです。
もし、延焼してしまえば、彼らの活動はもう認められなくなってしまう。
私も消防団に所属しており、「絶対延焼させない」「信頼を大切にする」ということは
とても印象に残りました。



さらに、ウメリー@上山集楽プロジェクトも紹介されました。
これを紹介してくれたのは田中さん(@フミメイ)。


文脈コンテキスターを名乗り、棚田団の活動を説明してくれました。
そのなかで、梅を植えたらいいじゃないか?という提案をしたところ、
ボブと同じく、じゃ、ふみべえやってよ、ということで、
冒頭の企画をやっているとのことです。
彼の言葉で印象的だったのは、
「じゃ、やるよ。といって走り出すとみんなついてきてくれ、
一緒にやってくれるから安心して走れる」
という言葉です。
このグループの強みは、ひとりぼっちにせず、みんなでどんどん進んで行く
ところにありそうです。

最後に、梅を植える場所を一ヶ月かけて伐採し、野焼きした
梅谷さん(@うめちゃん)の登場です。
英田上山棚田団の活動に刺激を受けて、
総務省企画の「地域おこし協力隊」として美作市に派遣されています。
大学院を卒業して、この場にくれば自分の力を発揮できる、育ててもらえる、ということを強く感じて今活動している、と熱く語ってくれました。


誰の話を聞いても、刺激を受けることばかり。
感動が先に立って、若干わかりづらい文章になっていますが、
今回の講演を受けて、今後大山村塾としてどんな活動をして行くのか、
そのきっかけを得られた気がします。


今回は、鴨川市内、鋸南町、南房総市富山、白浜から、
千葉県市原市、神奈川、東京からも参加がありました。
なんとか一年やって来れたのは、皆さんのおかげです。
来月の座会で、本年度最後になりますが、
インパクトある企画をうっていきたいと思っています。


みなさん、一緒にやりましょう!

2013年2月1日金曜日

大山村塾関連イベントの紹介です。


塾長より、面白そうだという案内があり、
このサイトにも転載させていただきます。
ご関心のある方は、こちらにもぜひどうぞ。

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内村鑑三と南房総のつながりの市民講座、下記にご案内申し上げます。 
 
南房教会市民講座
「内村鑑三の進路を変えた布良の神田吉右衛門翁」
 
話し手: 平本紀久雄氏
 
日時:2013年2月17日(日) 午後2時ー4時
 
場所:日本キリスト教団南房教会(館山市上真倉1958)
   0470-23-9910
 
館山市布良は、かつてマグロ漁とアワビ漁で栄えた集落です。
明治期に布良を日本一の漁港にした立役者・神田吉右衛門翁(1834-1902)は、
単に漁業家であったばかりではなく、類まれな道徳家・教育者・政治家でした。
 その一例が、当時弱冠29歳の水産伝習所(現在の東京海洋大学の前身)の
青年教師だった内村鑑三に大きな影響をあたえたことです。神田翁の一言によって
内村は意を決して辞表を提出し、水産技師から宗教家・思想家の道に進みました。
 内村鑑三は、明治・大正・昭和初期の日本史上に名を残したキリスト教伝道者・
思想家です。彼は生前、一高不敬事件・足尾銅山鉱毒事件批判・絶対非戦論を
展開し、台頭する軍国主義や独占資本主義による環境破壊をするどく批判しつづけ、
早くから軍国日本の破滅を預言しました。
 そして敗戦後、内村の愛弟子の南原繁や矢内原忠雄たちが戦後日本の
民主教育の牽引者となったのです。
 今回は、神田吉右衛門翁の類まれな人格と地元に残した多くの業績について学び、
あわせて演者の地域おこし(地元学)の一端を共有します。
 

塾長登場イベント紹介!「これからの日本を考えるタウン・ミーティング」



鴨川に住む上田さんが御宿町でプロデュースするイベントです。
面白いイベントになりそうです!!!
お問い合わせは、チラシに記載されている御連絡先にお願いいたします。
(事務局:首藤武宏)