旧大山幼稚園にて、第5回座会が開かれました。
12名という、参加者は若干少なかったのですが、
活発な議論が交わされました。
もともとは、DVDをみてから議論、という流れだったのですが、
音声上の理由で途中でDVDを遮断し、議論に入りました。
TPPに加盟することで、日本の自給力が阻害されるだけでなく、
日本独自の軽自動車、共催等の保険制度にも変更が加えられる可能性など、
様々な危惧が議論されました。
しかし、脅威ばかり話していても仕方がありません。
どうすれば、政治に一人一人の意見を反映させることができるのか、話し合われました。
オンブズマンのような制度が鴨川にあるといいよね、
もっと情報公開してほしいよね、
という意見が出ましたが、
市議を務めておられる参加者から、
「市長も市議も、何かやりたいと思ったときに、
市民の意見が多数吸い上げられていれば、
既得権益層の意見だけが重視されず、
市民を意識した姿勢に転換しやすい」
という発言が出て、私はこれに膝を打ちました。
なんとかして市政に意見を反映させたいと思うときに
「市民派の議員を出そう」という方向もありますが、
多くの市民の意見を集めることができれば、否応無しに
反映させざるを得ないということになる。
また、地方自治体が制定する条例として、
「地方自治条例」という条例があり、
その代表例としては、北海道ニセコ町の事例があるとのこと。
こんなことも、今後の大山村塾で議論していきたいです。
ただ単に、講演会を開くだけの団体ではなく、
具体的に提言までしていける存在でありたい。
そんな可能性を感じることので座会でした。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
事務局 首藤武宏